LEDポジションランプ Ver.2
Mercedes-Benz C-Klasse W203
Standlicht
2006.12.19
Ver.1で使用したRIGELよりも高効率のLEDが発売されたので、さっそく取り入れてみることにしました(早すぎだって)。
使用したLEDはオーディオQさんの日亜化学 NS6W083T、スペックは Vf=3.8V If=300mA 60lm 120°です。
Ver.1と違ってLEDを1個しか接続しないので、電圧をかなり落とさなければなりません。リニアレギュレータでは電力損失が大き過ぎますので、スイッチングレギュレータを使ってみることにしました。
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全体像です。 右側が300mAの定電流ユニットです。基板にT10ウェッジベースを取り付けました。 |
写真2 |
電源ユニットです。 スイッチングレギュレータを使って自作したものです。ページの最後に回路図を載せましたので、興味のある方はご覧ください。 ナショナルセミコンダクターのLM3402というチップを使用しています。リファレンス電圧が0.2V(普通は1.2Vくらい)と低いため、とても電力損失の少ないのが特長です。しかし、MINI SOICなので小さい!足の間隔が0.65mmしかありません。 効率が良いので発熱はほとんどありません。 |
写真3 |
裏面です。 IC用のユニバーサル基板を使うと、いくらか配線が楽になります。 |
写真4 |
LEDユニットです。 Ver.1と同様、本体には20mm×10mmφのスペーサーを流用しました。これは気に入ってしまいました。何しろ加工不要な上に2個100円ですから。 オレンジのウェッジバルブソケットはVer.1の使い回しです。別のランプハウジングから外したものなので入手は困難かと思います。 |
写真5 |
自作される方の参考になりそうなものはないか、代替品を探してみた結果、「SR-2 ウェッジソケット」が使えることがわかりました。 ソケットがゴムでできていて、オリジナルのソケットを外した穴にぴったりと合います。きつい場合にはシリコングリスを塗ると楽に入ります。 |
写真6 |
ウェッジ球に比べると全長が長いです。放熱を考えるとどうしても長くせざるを得ません。 丸く削った基板にLEDをハンダ付けし、エポキシパテでスペーサーに接着してあります。さて、熱抵抗や如何に? LEDに300mA(1W)流してチップの温度を赤外線温度計で測ってみたら85℃でした。とすると、熱抵抗は65℃/Wくらいでしょうか。 設置環境を考えると、これ以上W数を上げられない気がします。より明るくするには、さらに高効率なLEDの登場を待たねばならないかもしれません(って、すぐに出てきそう…)。 |
写真7 |
オレンジ色のバルブソケットを本体から外し(写真の下側)、そこにスイッチングレギュレータを差し込みます。外したソケットに替えてLEDユニットを差し込めばインストール完了です。 |
写真8 |
中央に見えるのがLEDランプです。その上がハイビームのハロゲンランプのカバーです 。 リフレクタの中にかなり飛び出す格好になりますが、ニッケルメッキのせいか違和感はそれぼどないでしょう? |
写真9 |
点灯した様子。 この写真だと実際よりも明るく感じます。見た目の明るさを写真で表現するのは難しいですね。 |
図1 |
回路図です。 300mAの定電流です。 LM3402はRSオンラインから購入できます。 |
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