番外編:ドアミラーウィンカーの構造調査

Mercedes-Benz C-Klasse W203
Blinklicht in den Aussenspiegeln

2006.12.27
ドアミラーウィンカーにもLEDが使われています。ちょっと手を加えて改良することはできないでしょうか。


写真1
透明のカバーが本体に接着されていて簡単には外れません。でも、これを外すしか内部にアクセスできません。力を入れていたら、ピキッ!と割れてしまいました。こりゃ、改良は無理ですな…
では、せめて構造を調べることにしましょう。

LEDはFLUXタイプ、全部で6個ありました。反射板に穴が4つ開いていたので、てっきり砲弾型が4個入っているものと思っていました。

写真2
フレキシブル基板が使われています。抵抗によるLEDの電流制限、および、球切れ警告対策用に抵抗を並列に接続した回路のようです。
試しに14V電源につないだところ120mA流れました。つまり、1.5W程度の電力を消費すれば球切れ警告が出ない、ということです。ライセンスプレートランプやポジションランプと同じ基準のようですね。
また、ダイオードみたいなものが直列に接続されています。コンデンサが入っているのでツェナーダイオードでしょうか。とすれば、電圧変動で明るさが変わるのを防ぐ役目でしょう。

写真3
この2個のLEDは何でしょう?

写真4
こんな感じで、LEDがアクリル棒に接続されます。LEDのレンズ凸部がアクリルの凹みにピッタリとフィットします。

写真5
なるほど、2本のアクリル棒でわざわざ光を先端後方に導くというわけですか。ううむ、凝った造りですね。
外から見えないところでキラリと光る技を見せていただき、感動を覚えました。ええ、壊した甲斐がありましたよ、まったく。

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