LEDフロント&センタールームランプ

HONDA オデッセイ RA6

2007.3.1
使用したLEDはしまりす堂さんのSHD-HBWXZ4 白色 4chip Power FLUXです。
このLEDのスペックは Vf=3.3V If=80mA 18lm 75°です。文字通り、4つのLED素子がチップ内で並列に接続されているので、砲弾型よりも実装密度を高めることができます。


写真1
1枚の基板に9個のLEDを使用しています。フロントとセンターに各2枚ずつ、計36個です。
左右対称になるように部品の配置を変えています。フロントとセンターは同じものです。
LED1個の明るさが18ルーメンとすれば、計算の上では基板当り162ルーメンになります。4個合わせて648ルーメン!

写真2
1列に3個のLEDを直列接続し、列ごとに約80mA流れるように設計しました。実測ではトータル250mA、消費電力は3Wです。純正には8Wの白熱電球が使われているので、それなりに省エネでもあるわけですね。レギュレータ・抵抗による損失が0.7Wあるので実効2.3Wです。
さて、この実装密度でこの消費電力ですから、それなりに発熱します。熱によってLEDの寿命が短くなる問題があります。
しかし、ルームランプは短時間しか点灯しないので温度上昇が抑えられること、また、寿命もそんなに長くなくて良いことから、まあ大丈夫だろうと割り切ることにします。

写真3
裏面です。
ハンダブリッジのみで配線してます…

写真4
フロント側に装着した状態です。
保護用のダイオードを入れていないので、+−に気をつけなければいけません。事前にテスターで確認したところ、前方(写真では上)がプラス、後方がマイナスでした。センターも同様です。
そのままでは回転してしまいますので、写真5のモールをケース側面に両面テープで貼り付け、固定します。

写真5
プラスチックのコ型モールです。サイズは5.5mm×5mmです。
ホームセンターで「ホワイトカブセ 2.7」という名称で売っていました。1mで50円です。

写真6
センター側を点灯してみました。
昼で室内が結構明るいのですが、それでもまぶしく感じます。

写真7
純正と比較すると、色の違いがよくわかります。

写真8
夜間に点灯した様子です。
せっかく室内灯をLEDに変えても、明るさが十分でないと薄暗い街灯の下にいるようで、うら寂しい雰囲気になったりするものですけど、これは…オフィスにいる感じです。
フロアまではっきり見えるので、ものを落としても探すのが楽です。

図1
回路図です。
各列に可変3端子レギュレータ(LM317LZ)で83mAを流しています。定電流ですから、電圧が変動しても明るさが変わりません。

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