LEDポジションランプアダプタ
BMW MINI R50
Standlicht Adaptor
2009.2.10
PIAAのLEDポジションランプ(超TERA6500 BMW MINI専用)がエンジン始動時に点滅してしまうので、対策用のアダプタを作成しました。
写真1 |
白いT10ソケットの中に点滅キャンセル用の基板が入っています。回路はLEDライセンスプレートランプと同じもので、部品を置き換えただけです。 黒のソケットは「SR-2 ウェッジソケット」というものです。 |
写真2 |
今回は表面実装部品を使用することにしました。 片面銅板基板を切り出し、アクリルカッターで溝を掘ってパターン(?)を描きます。 |
写真3 |
部品を写真3のように配置します。簡単に動いてしまうので、瞬間接着剤で仮止めしました。 左上は積層セラミックコンデンサ(10μF)、左下はMOS FET(2SK1772)、その他はチップ抵抗です。 |
写真4 |
これが一種のローパスフィルタとなってパルス電流をカットします。 すべての部品は秋月電子通商さんで入手可能です。 |
写真5 |
ブリッジしないように気をつけながらハンダ付けします。 これをT10ソケットに組み込んだあと、防水用にコーキング剤を充填しました。 |
写真6 |
写真はPIAAのポジションランプを接続した状態です。 |
図1 |
回路図です(以下ライセンスプレートランプと同文)。 ポイントはFETによるスイッチです。しくみを簡単に説明しますと… コンデンサが充電されてゲート(G)電圧が0.8Vに達するまではLEDに電流が流れません(D-S間が遮断されるため)。電源オンの時間が短かければゲート電圧が十分に上がらず、LEDは点灯しません。また、オフの間にコンデンサに溜まった電荷は抵抗(30kΩ)を通ってアースへと逃げていきゲート電圧が下がります。球切れ検出中はこれの繰り返しとなるので、LEDが点灯に至らない、というわけです。 |
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